秋の気配を感じさせる冷たい風を切って峠へと向かう。
星がひとつ、またひとつと朝焼けの中へと溶けていく。
水平線に朝日が感じられ、そして島陰が浮き出る。
境に姿を現し始めた陽は、海と空の色を次々と変えた。